親知らず。
ずっと生えていることは知っていてもずっと放置しており、抜歯など考えていませんでした。
だって、抜歯とか怖いじゃないですか!
ですが、軽い気持ちで歯の検査をしに歯医者へ行ったらば、上の親知らずを抜歯することになりました……
上の親知らずを2本抜いた感想は……
思っていたよりも痛くない!なんか大丈夫だった!
というものでした。
歯医者での滞在時間も20分程度、拍子抜けするほど早かったです。
こちらの記事では、私が上の親知らずの抜歯を行った流れや注意点、治り方などをまとめさせていただきます。
歯医者へ行ったら親知らずの抜歯を進められました
私が親知らずの抜歯をすることになったのは、これまで通っていた歯医者を変えたことがきっかけでした。
近所にできた新しい歯医者。
私の子供が通っており、新しい・綺麗・説明が丁寧、そんな様子を見ていたので自分も転院することにしたのです。
数年間放置していた歯の検査をしていただくため、初診を予約しました。
そして初診を迎え、いざ検査が始まると、歯のカメラ撮影・レントゲン・歯の状態チェック・歯肉炎のチェックが行われました。
率直な感想は「今までの歯医者と違う!なんかハイテク!」というものでした。
検査の結果を聞くと、「虫歯はありません。歯肉の方も問題にならない範囲です」とのこと。
ほっと胸を撫で下ろしたのも束の間、続きがありました。
「……ただ、親知らずがありますね」
ちょっと嫌な空気を感じました。
「親知らずの抜歯をご検討されませんか」
今までの歯医者では言われることがなかった親知らずの抜歯を進められてしまいました……。
先生が言うには……
- 上と下の親知らずが全く使われていない状態で生えている
- 親知らずがあることで日々のお手入れが難しく、虫歯や歯周病のリスクが高い
- 若いうちに抜歯した方が直りが早い
- 上の親知らずは真っすぐ生えており、当院で抜歯できる
- 下の親知らずは横に生えているため、別の病院で抜歯する必要がある
- 親知らず付近の歯肉に対して、歯肉炎のリスクが高い状態である
ということでした。
そして、次に受診日までに抜歯について検討することとなりました。
親知らずの抜歯を決めました
抜歯の検討といっても先生の説明のみでは不安は消えず……
家に帰ってインターネットで調べました!
「親知らず 抜歯」、「親知らず 抜歯 メリット デメリット」「親知らず 抜歯 治るまで 期間」など……
そして、わかったことは……
- 親知らずの状態で抜歯の難しさが違う
- 上の抜歯は簡単なことが多く、下の抜歯は難しい場合がある
- 抜歯後に穴が塞がるまで、1か月~という期間が必要
- 若いうちの方が骨が軟らかく抜きやすい
- 抜歯すると食事に支障がある
親知らずの抜歯にかかる費用は……
保険適用3割負担 1本¥2,000~¥4,500(+レントゲン撮影)程度
親知らずを抜歯することのメリット・デメリットは……
- 親知らずだけでなく、周りの歯の虫歯や歯周病のリスクが減る
- 歯磨きなどのお手入れが簡単になる
- 抜歯後に痛みや腫れがある
- 将来、歯が抜けた場合のブリッジの土台や移植歯として使える可能性がなくなる
いろいろ調べた結果、まず上の親知らずの抜歯をすることに決めました!
私が抜歯を進めていこうと思った理由は以下の通りです。
- 下の親知らずが横を向いているため使われていない
- 下の親知らずと隣の歯にある隙間が日々のお手入れを困難にしている
- 親知らず付近の歯肉に対して、歯肉炎のリスクが高い状態である
- 今後を考えると、親知らずを抜歯した方が虫歯のリスクが減り、歯をいい状態維持できる可能性大と予想
下の親知らずもいずれ抜歯を計画しようと思いますが……
まずは上の抜歯です。
親知らずの状態
この度、親知らずを抜くことで、親知らずといってもいろんな状態があることを知りました。
親知らずの生え方の状態を大きく分けると下記1~3のようになります。
難易度は数字が大きいほど高いです。
- まっすぐ生えている (上の親知らずに多いパターン)
- 斜めに生えている (下の親知らずに多いパターン)
- 完全に横に倒れている (下の親知らずに多いパターン)
今回、私が抜歯することとなった上の親知らずは、上に多いパターンの「1.まっすぐ生えている」に当たります。
ちなみに、今回抜歯しない下の親知らずは「3.完全に横に倒れている」に当たり、抜歯の場合は別の病院を紹介していただくことになります。
抜歯当日の流れ
病院を訪れてから、帰りまでの時間は20分程度です。
受付
完全予約制なので、受付を済ませると数分で処置室へ案内されました。
処置室でのこと
緊張しながら処置室へ案内されました。
処置室での流れです。
- 口頭での体調の確認
- 消毒液でのうがい
- 親知らず付近の歯肉へ麻酔
- 親知らずの抜歯
- 「スポンゼル」というものを抜歯の穴に詰める
- ガーゼを噛んで止血(20分程度噛むよう指示される)
- お薬の説明と、抜歯後の注意事項説明を受ける
親知らず付近の歯肉された麻酔は多少痛みはありましたが。まあ、麻酔だし……と思えば仕方ない程度の痛みでした。
麻酔が聞く時間を少々空け、いざ抜歯!(恐怖!!!)
口を大きく開けて、運命の瞬間を祈ります(大げさ?)
「ちょっと圧しますね~」
「動かしますよ~」
先生の穏やかな声と一緒に、メキメキ……という嫌な音がして……
「はい、抜けました~」
拍子抜けするくらい始まってしまえば、抜歯は一瞬でした!
麻酔が効いているため、痛みはありません。
頑張って開いていた口の方が疲れて痛かったです。
「親知らずはこちらで処分してよろしいですか?」
使い道もわからなかったので「はい」と言いましたが、後ほど歯科衛生士さんに親知らずを処分しない場合を聞いてみると
「記念に持って帰る方がいるんですよ~」
と教えてくれました。
うん、やっぱりいりませんでした。
最後にお薬の説明と、抜歯後の注意事項の説明を歯科衛生士さんに受け、それをまとめた紙をいただきました。
「お疲れさまでした~」
笑顔の歯科衛生士さんに見送られ、処置室を退場です。
お薬について
親知らずの抜歯では薬も出されました。
抗生物質:1日3回 2日分
痛み止め:6回分
会計
処置が終わり、お会計。
上の親知らずを左右抜歯し、それぞれ状況が違うため金額が違いましたが¥2,000で収まりました。
右の親知らず抜歯:¥1,330
※初診ではない
※抗生物質・痛み止め処方
左の親知らず抜歯:¥1,850
※初診
※抗生物質のみ処方
※痛み止めは出されない(前回の残りがあった為)
歯医者に入って約20分後で帰路につきました。
抜歯したときの注意事項
抜歯の後、歯科衛生士さんに数点の注意事項を説明していただきました。
その内容をまとめておきます。
- 抜歯当日は、入浴・飲酒・激しい運動は避けること
- 気にして指や舌で傷口を触らないこと
- 歯磨きのとき、歯ブラシで傷口を触らないこと
- うがいは優しく行うこと
- 辛いような刺激が強い食事、熱い食事は控えること
- 抜歯後は麻酔が効いているため、2時間程度は熱いものを控え、食事で噛まないように気を付けること
- 麻酔がきれ、痛みが我慢できないときは多めの水で痛み止めを飲む
- 抗生物質の薬はきちんと飲むこと
最後に、「何かあったときは遠慮なく電話ください」と言っていただきました。
抜歯後の治り方
私の場合は抜歯後、1週間程度は食事や歯磨きに気を使って過ごしましたが、2週間程度経った頃には元に近い状態で過ごせるようになりました。
……
抜歯は夕方4時頃に行いました。
抜歯後、2時間程度は麻酔が効いているため熱いものは控えること、噛むときは注意するようにとのこと。
2時間過ぎた頃に夕飯でしたが、抜歯箇所に穴が開いているので、そっちに食べ物が行かないように気を付けての食事です。
抜歯した日の夜になり、徐々に麻酔が消えてきたため鈍痛を感じました。
我慢できないことはない程度ですが、寝るときに1錠痛み止めを飲んで寝ました。
鈍痛は抜歯してから丸々1日程度で治まったので一安心です。
抜歯した部分からの出血は1~2日で落ち着きました。
抜歯後の3日程度はあまり噛まないもの意識的にとっていましたが、徐々に普通の食事を抜歯した反対側で噛んで食べました。
1週間程度して、恐る恐る舌で触ると、抜歯の穴があるのがわかります。まだ、注意が必要です。
このころまで歯磨きの際に歯ブラシがこすらないよう、うがいも優しくしていました。
2週間程度で抜歯の穴が気にならなくなってきたので、普通に食事ができるようになってきました。
歯磨きもいつもと同じようにできるようになってきます。
でも、抜歯の穴はプニプニしているので、様子を見ながらですが……
1月程度経つと、抜歯痕の歯肉に弾力が出てきてました。
ここまでくると食べるのも歯磨きも安心です。
まとめ
上の親知らずを抜歯した体験をまとめさせていただきました。
なにげない検査のつもりが、親知らずを抜歯することになりました。
上の親知らずは素直に真っすぐ生えていたので、抜歯後に穴があいて不便はありましたが、思っていたよりもずっと簡単に終えることができました。
いずれ、下の親知らずも抜歯するつもりではありますので、そのときはまた体験をまとめたいと思います……(怖いですが……)
とはいえ、今後の私の歯に良い結果となることを願って抜歯を行いました。
この体験が少しでも参考となれば幸いです。